暗闇快怪音屋敷 の感想

ラブキン



阿部海太郎さんの 「 暗闇快怪音屋敷 」 を聴きに、ディクショナリー倶楽部へ初めて行ってきました。

クラブキングは、
フリーペーパー「DICTIONARY」、 InterFM「桑原茂一のPirate Radio」、
さらにPodcast、Web、イベント等を独自に融合した、総合プロデュースカンパニー。

BEAMSとのコラボレーションアイテムや、
中西俊夫さん、みうらじゅんさん、リリーフランキーさん、タムくんも♪
様々なアーティストの方のTシャツも買えちゃいます!私もはじめて知りました。

ここで買えます!)


2010年7月渋谷区神南に”学ぶを遊ぶ。
大人の学校”ディクショナリー倶楽部 ART SCHOOLを開校しています。


ディクショナリー倶楽部は、
ラブキングが運営するオープンスペースです。
校長:茂木健一郎さんをはじめさまざまな講師陣を招いて開かれています。

ART SCHOOL、ビジネスユースの展示会・イベント・ワークショップ、
個人ユースのパーティー、撮影ロケーションなど、さまざまな用途に合わせて使用できるそうです。


桑原茂一さんは、

自分が学生の頃から感性を刺激されることがあると必ず目にしたお名前で、
自分の中で自分にとって正しい人というか大切な人という漠然とした認識で生きてきました。
フリーパーパーの「 ディクショナリー 」今も大切に持っています。






今読むと、その時にその文章を読んでときめいていたその気持ちに戻ったようで、

時間というものが存在しなかったかのような夢を見ていたような気分です。


さて、


迷いながらもたどりついた校舎にはプロジェクターで映像が映し出され、
幻想的な空間がこれから楽しいコトが待っているよと迎えてくれました。






映像 ヒロ杉山 with エンライトメント 


「 暗闇快怪音屋敷 」

その日、ディクショナリー倶楽部の校舎は暗闇屋敷に変わる。
真っ暗闇の中で、まだあなたが出会ったことのない阿部海太郎に出会う。新感覚な音楽LIVE体験。



CDを手にして聴いてから、その新しい才能というか音楽にワクワクし

阿部海太郎さんの音楽を暗闇の中で聴けるの?

と、

この企画に魅力を感じ、行きたくないと言っていたお子を説得しやっと行きました。
私も初めての体験でしたが、
そういう場に行くことや、人にあわせるだけでも何か感じてくれると信じているので
Dictionaryの場に連れて行きたかったのです。。

自分だけでは教えることの出来ないコトを何か感じてくれたらイイナと。。思い出としてでも。。




聴くというより体で感じているよう。。

時計の音が鳴り、森へ迷い込む観客。。

鳥の羽音、ガサガサと揺れる木々のざわめき。

目を閉じても開いても同じ真っ暗闇。床に座って目を閉じて聴いていました。

夜は暗い。森は暗い。真っ暗闇で音がする。感性に響く素敵な旋律が聴こえてくる。

童話の主人公になったみたい。



未来の時間に扉を開いた時、

私はタイムマシーンに乗って、

いつかの私にこの時間を思い出させることでしょう。

まるで時間など存在しなかったかのように。




阿部海太郎さんのプロフィール

1978年生まれ。音楽家、作曲家。

自作をピアノやヴァイオリン、パンデイロ等、様々な楽器で演奏する。

東京藝術大学と同大学院、パリ第八大学第三過程にて音楽思想史を研究しながら、実験映画や舞台などへの音楽制作を行い学生生活を過ごす。作曲は独学。

帰国後、シアタープロダクツのファッションショーや、D-BROSの映像作品の音楽を制作。07年に1stアルバム『パリ・フィーユ・デュ・カルヴェール通り6番地』を、08年に2ndアルバム『SOUNDTRACK FOR D-BROS』を発表。

10年にコンピレーションCD『apart my surround』にも参加。
現在はコンサート活動の他、サウンドトラックの分野でも活動の幅を広げており、
これまでに蜷川幸雄演出のシェイクスピア作品(『リア王』『から騒ぎ』『冬物語』『ヘンリー6世』『じゃじゃ馬ならし』)、
映画『ホノカアボーイ』、花王ソフィーナ・ボーテのCF音楽などを手がけている。